ホーム | 観光ツアー | チケット手配 | 問い合わせ | サイトマップ

 『ニューヨーク便り』 No.29: 2004.3.14

ニューヨーク観光ガイドのバリ島旅行1
快適なビジネスクラスのフライト

 私が旅行業をしているわけは生活のためということが大きいが、旅行が好きだということもある。ガイドするものとして、自分が旅行すると旅行者の気持ちもわかるので、定期的に自分の仕事をチェックするためにも見知らぬ土地に行く必要がある。この2月にインドネシアのバリ島を訪れた。飛行機は往復ビジネスクラス。もちろん料金は払っていない。私がこの2年間頻繁に利用したユナイテッド航空のマイルが貯まっていたのでボーナスとして無料航空券を得たのだ。知っている人も多いと思うが、ほとんどの航空会社で飛行機の利用距離を貯めるとその距離に応じて、無料の往復航空券がもらえる。ユナイテッド航空を選んだのは、ボーナスが多いのだ。あの9月11日以来航空機の利用が減ったとき、ユナイテッド航空はダブルマイル・キャンペーン(乗った距離の2倍のマイル獲得)や10000マイル・キャンペーンなどを乱発し、乗客獲得を狙った。私はそのキャンペーンに乗ったのだ。航空運賃が安かったので、気がつくと2年間弱に日本とニューヨークを5回往復し、15万マイル貯まった。成田とニューヨーク間を往復すると約1万3500マイルである。ユナイテッド航空は全日空と提携していて、1万5000マイル貯まっると日本国内航空券がもらえる。2万マイルでソウルや中国など南アジアの航空券が獲得できる。また1年間に25000マイル以上乗るとプレミア会員となり、搭乗距離の25パーセントがボーナスとしてつく。1年間に5万マイル以上、10万マイル以上乗るとそれぞれプレミア・エグゼクティブ、1K会員となり、搭乗距離の100パーセントがボーナスでつく。つまり成田とニューヨーク1往復で2万7000マイル獲得できるのだ。またプレミア・エグゼクティブ、1K会員は空港のエグゼクティブ・ラウンジ(航空会社の特別の待合室)を利用できる。海外旅行が好きな人は、是非どこの航空会社でもよいので会員になるべきだ。会員料は無料である。観光会社のパッケージ・ツアー(飛行機、ホテル、送迎付き)でも格安航空券でもマイルはもらえる。ここで注意したいのは、アメリカの航空会社と日本の航空会社を比べると、日系の方がサービスも料理も数段良いが、マイルが格安航空券のエコノミークラスだと搭乗距離の70パーセントしかもらえない。成田・ニューヨーク往復で約9400マイルである。私はサービスよりもマイルの選んだのである。考えれば、マイル・ボーナスもサービスである。私は2年前まではコンチネンタル航空を利用していた。ユナイテッド航空やノースウエスト航空より機体はきれいだし、座席も広く、機内のビデオやゲームなど楽しむこともできた。といってもコンチネンタル航空の利用を決めたのは、5年ほど前に同航空が成田・ニューヨーク就航記念に料金格安の上にダブルマイル・キャンペーンを行ったのをきっかけに利用していたのだ。私は成田・ニューヨーク間のすべての航空会社を利用したわけではないので、サービスやキャンペーンをすべて知っているわけではないので、どの航空会社が1番と言えないが、現在ユナイテッド航空を利用して、マイルを貯めて、無料航空券をもらったり、エグゼクティブ・ラウンジを利用したり、格安航空券利用なのにビジネスクラスの列に並んで優越感に浸ったりして、満足している。

 成田からバリ島へはユナイテッド航空は運行していないので、スターアライアンスという提携航空会社グループの航空会社が利用できる。行きはシンガポール航空で、帰りはタイ航空である。1つの航空会社で座席が取れなかったので、行きと帰りが違う航空会社となった。これも勉強になります。また共に成田とバリ島への直行便がないので、行きはシンガポールで乗り換え、帰りはバンコクで乗り換えとなった。これも勉強になります。成田・バリ島間にはJAL(日航)とガルーダインドネシア航空が直行便であるが、私は無料です。贅沢は言えません。しかし贅沢をしました。往復ビジネスクラスです。日本からバリ島までの無料往復券の獲得にはユナイテッド航空で4万マイルが必要です。ここで通常エコノミークラスの日本・バリ島の航空券は4−6万円程するので、1マイル1−1.5円と考えて下さい。ビジネスクラスは6万マイルで無料航空券がもらえるのです。ビジネスクラスはもちろん高いです(20−30万円ぐらいするのではないでしょうか?)。1マイル4ー5円計算になり、これはマイルが十分ある限りでは、ビジネスクラスの無料航空券をもらったほうが、経済効率は遙かに高いということです。ということで久しぶりにビジネスクラスにご搭乗となりました。ルンルンです(こんな言葉もはや誰も使ってません?)。

 ビジネスクラスに乗ることができる人は、空港で航空会社が管理する特別の待合室を利用できます。ソファーがあったり、ファックスやPCなどもあります。新聞雑誌がタダで読むことができます。セルフサービスでワイン、ビール、ウィスキー、ジュース、コーヒーなどが飲み放題です。サンドウィッチ、ピーナッツなどの軽食もあります。もちろんタダです。私はタダという言葉の響きがとても好きです。成田ではシンガポール航空のラウンジを利用しました。昼時でちょうどお腹も減っていたので、おにぎり(あったのです)とサンドウィッチをいただきました。おにぎりといえば、白ワインです。おにぎりでなくとも、タダならワインです。いくら位するのかしらと考えながら、おにぎりを頬張ります。中に何が入っていたのか、覚えていません。ノリは巻いてあったと思います。その時私は舞い上がっていたのでしょうか?ついでに赤ワイン、ジョニ黒のロックを飲んで、搭乗前に良い気分です。搭乗30分前に、ソファーから腰を持ち上げ、冷蔵ケースからカンの緑茶とボトルの水をカバンに詰め込め、ラウンジを出る。

 搭乗すると、スチュワーデスがジャケットを預かりますと、持っていった。そして座り心地の良い広い座席にすわると、ドリンクを聞きに来る。私はニューヨーク訛りのイングリッシュで、当然のように、シャンペン、と注文します。航空業界でも常に上位に選ばれるシンガポール航空のサービスをつかさどる美しいスチュワーデスに媚びもせず、見下しもしない、フレンドリーな私の受け答えは、自分自身をさらに酔わせます。離陸後、飛行機が安定状態になり、スチュワーデスが私の名前を呼んで食事はどうなさりますか?と尋ねてくる。航空会社はビジネスクラスやファーストクラスの搭乗者の名前を把握している。こちらもスチュワーデスの制服の名札を見て、ヤマモトさん、ポークをお願いしますと親しく答える。日本の乗客が多いので、スチュワーデスに日本人も多い。それでもやはりポークという短い単語にも、ニューヨーク訛りのイングリッシュをさりげなくかける。私はビジネスクラスにいるのです。まわりは出張のエリート・ビジネスマンやそこそこのお金持ちが乗っているのです。私は無料で乗っているといってもなめられたくはありません。飛行時間を満悦するためにビジネスクラスの空間、雰囲気を感じ取らなくてはいけないのです。食事は前菜と主菜に分かれています。料理は金属のフォークとナイフを利用し、食器に入って出されます。エコノミークラスのプラスチックとは違います。飲み物は、ワイン赤白共に2種類ずつ通常の大きさのボトルを持ちながら、絶え間なく声をかけてきます。食を堪能しました。ビデオの映画もラッセイル・クロウ主演のマスター・アンド・コマンダーとか他にも良い作品があり、7時間半の飛行時間をワインを片手に楽しもうと思っていたのに私としたことが、眠りに陥ってしまったのです。2時間は寝たでしょうか。エコノミークラスで成田・ニューヨーク間を13時間で飛行するときは常に眠ることしか考えないのですが、滅多に乗らないビジネスクラスで睡眠に時間を取られてしまうとは・・・。だって座席がほとんど180度近くに倒れるのです。寝不足で、お酒が入っていたので・・・。しかしこの旅行ではあと3度もビジネスクラスに乗ることができるのです。シンガポールの乗り換えは40分しかなく、ビジネス・ラウンジを探す時間がなかったので、飛行機に乗り、さらに2時間半をワインと食事で楽しんだ。

 長くなってしまったので、バリ島観光は次回にします。楽しかったですよ。

 注意:ニューヨーク訛りイングリッシュ・・・私が話す英語はもちろん生粋のニューヨーク訛りなどではありません。ニューヨークには世界中からの移民が来るので、それぞれ移民が訛りを持っています。私のはもちろん日本語訛りのブロークン・イングリッシュです。英語はうまくなくともやはりある程度しゃべることができるのは海外旅行でとても便利です。

 今回のエッセイをビジネスクラスでの旅行と題打った場合のために、帰りのタイ航空のビジネスクラスのことを書かせていただきますと・・・。バリ島からバンコクまで4時間、機体が古く、広さだけで豪華さはないです。ただワインはたくさん飲まされました。乗り換えに3時間半あり、タイ航空のビジネス・ラウンジで、ワイン、コニャック、スコッチを片手に、日米の新聞、雑誌を読み耽りました。帰国便の出発は深夜近くというのが理由か、食事は軽いサンドウィッチで、ドリンクサービスも少なく、ただ座席が広いことが良かっただけです。離陸後1時間で寝ました。朝食の時も眠ていて、放棄しました。タイ航空のビジネスクラスなんて・・・・、ふん。シンガポール航空が・・・、恋しかった。

 

「ニューヨーク便り」その他のエッセイ

 ホーム | 観光ツアー | チケット手配 | 問い合わせ | サイトマップ